研究・調査・報告
乳がん合併患者の早期発見への取り組み
貝瀬 芳子
1
,
橋口 親之
1
,
田崎 牧子
1
,
田中 静子
1
,
岡村 武彦
1
,
堤 重年
1
,
堺 俊明
1
1大阪精神医学研究所新阿武山病院
pp.70-72
発行日 2003年9月15日
Published Date 2003/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689900727
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はじめに
乳がんは一般に早期に発見されやすく,また手術の成功例も多く,腫瘍の中では予後のよいものといわれている。しかし,統合失調症のような精神疾患に乳がんを合併した場合,無関心や認知障害,あるいは抗精神病薬による痛覚閾値の上昇のために早期発見が困難なことが多い。
今回私たちは,統合失調症に乳がんを合併した患者3例を経験したことから,乳がんの早期発見への取り組みを行なうことになったので報告する。
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