投稿
松木さんとリカバリー—2年半の訪問看護で利用者さんから教えていただいたこと
小川 真紀子
1,2
1山形県立保健医療大学保健医療学部看護学科
2山形県立保健医療大学大学院修士課程
pp.53-55
発行日 2017年1月15日
Published Date 2017/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689200316
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
■松木さんとの出会い
私は、昨年12月まで約3年半、東京都内の訪問看護ステーションで、看護師として働いていた。そこでの印象深い利用者さんが、松木さん(仮名、以下同)である。
松木さんは、精神科病院・施設での約20年間の生活を経て、東京の東部地域にあるグループホームで生活を始められた方だ。その際、私の勤務先に声がかかり、私が担当させていただくことになった。そうして約2年と半年、私は松木さんのお部屋に訪問し続けた。
Copyright © 2017, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.