特集 どうすりゃいいんだ、横綱級困難ケース—何が、誰が「困難」にしていたのか
私が出会った横綱級困難ケース
❷クレームがエスカレートしていく
吉永 宜之
1
1合同会社かえるメディカル かえるこころの訪問看護ステーション
pp.897-902
発行日 2019年12月15日
Published Date 2019/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201329
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本稿で紹介するケースは、50代男性で統合失調症のA氏の訪問看護についてです。A氏は、アルコール依存症の妻B氏と二人暮らしをしています。退院後、主治医の勧めにて訪問看護導入。1年間、M訪問看護ステーションにより訪問看護が行なわれていましたが、訪問エリア変更に伴って当ステーションへの変更依頼があり、7月より当ステーションが訪問看護を行なうことになりました。事業所変更に際し、M訪問看護ステーションの職員と、当ステーションからは私吉永と男性スタッフCが同行訪問しました。その際、A氏、妻B氏ともに拒否はなく、スムーズにA氏の訪問看護を引き継ぐことが決まりました。
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