特集 どうあることなのか、意思決定支援—「アドバンス・ケア・プランニング」とか「人生会議」とか
意思決定に関わるなかで、介護支援専門員に問われるもの—乳がん末期、老衰、肺がん末期の事例をめぐって
西澤 文恵
1
1台東区社会福祉事業団ケアマネジメントセンターやなか
pp.412-418
発行日 2019年6月15日
Published Date 2019/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201201
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私は現在、東京都台東区にあるケアマネジメントセンターやなかで主任介護支援専門員として勤務している。以前、法人内の居宅介護支援事業所に7年間勤務しており、そのころに地域の医師と訪問看護師が立ち上げた「浅草かんわネットワーク研究会」に出会った。同研究会が手弁当で開催する勉強会や事例検討会に参加することで、地域のなかで顔の見える関係づくりが進んだ。
現在、筆者は同研究会の事務局の一員として活動している。2015年にNPO法人化された同研究会は、台東区の浅草および周辺の専門職だけでなく、一般市民に対しても共通認識を広めることで適正に緩和ケアを提供できるよう、緩和ケアに関する教育、普及、相談、フィールド調査研究、情報収集・提供、広報活動を行ない、さまざまな課題の発見と改善、質の向上を図ることを主旨として活動している。
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