特集 どうあることなのか、意思決定支援—「アドバンス・ケア・プランニング」とか「人生会議」とか
失敗例から介護支援専門員のACPの実践に必要なことを考える—ある施設での事例と、呼吸器装着を拒否したALS患者の事例から
横山 裕子
1
1日本赤十字社総合福祉センター
pp.406-411
発行日 2019年6月15日
Published Date 2019/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201200
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介護支援専門員は、2000年4月の介護保険制度の導入に伴って創設された、各都道府県が管轄する公的資格である。2017年度の賃金構造基本統計調査によると、約7.6万人が従事している。
介護保険法における介護支援専門員は、「要介護者または要支援者(以下「要介護者等」という)からの相談に応じ、要介護者等がその心身の状況等に応じ適切なサービスを利用できるよう、市区町村、サービス事業者等との連絡調整等を行う者であって、要介護者等が自立した日常生活を営むのに必要な援助に関する専門的知識および技術を有するものとして介護支援専門員証の交付を受けたもの」と定義されているが、実際に担っている業務は多岐にわたる。
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