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次号予告・編集後記
杉本
,
栗原
pp.766
発行日 2014年9月15日
Published Date 2014/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688102904
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一時「ケアする人々」シリーズに独占されていた巻頭インタビューに、「マグステ」が8~11号と連続予定で嬉しいかぎりです。立て続けに取材させていただいた4名の所長さんに共通するのは、在宅生活を「いかに継続するか」を支柱としていること。すると、自然と多機能になっていくようなのです。本号の柴田さんの新規事業「在宅サポートハウス」の3つの機能は、訪問看護をしていればこそ気づいた、家にいたい帰りたい本人・家族が「何に困っているか」に突き動かされた結果のかたち。その他3名の所長さんにも共通する「そこに困っている人がいるので」というスタンスは、まるで気負いない自然なもので、私はパルピテーションが止まりません。自薦他薦問わず、引き続き「マグステ」大募集中です。…杉本
「家事ハラ」という言葉を最近たまに耳にします。「家事労働ハラスメント」の略で、出どころは同名の新書ですが、マスメディアでの使われ方は少し違っているようです。いずれにしろ、家事も育児も仕事も、なんでも1人で抱え込むと悩ましいもの。訪問看護では単独訪問が育成のゴールとなるわけですが、本号にご登場いただいたみなさまは、育成される側もする側も孤独にならないよう、いつでも誰かに相談できる体制をつくることに力を入れておられました。組織どうしでも、互いに得意なものを出し合って補い合う体制がこれからの人材育成のスタンダードになりそうです。それは支え合いとも連携ともいえますが、要は、「1人じゃないよ」と伝え合うことから始まるのかな、と思いました。…栗原
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