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次号予告・編集後記
杉本
,
栗原
pp.594
発行日 2014年7月15日
Published Date 2014/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688102852
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訪問看護業界に「黒船」がやってくる。そんな喩えも耳にします。急性期病院の要件厳格化と在宅復帰率の導入、地域包括ケア病棟の新設など今回改定で、病院や医療法人が組織的に訪問看護事業に乗り出してくるかもしれないと。企業参入も増えてきています。これまで、小規模ながら地道に丁寧に訪問看護を行なってきたステーションが淘汰されかねないと見る向きも。でも、そこには一日の長があります。それを強みに、地域包括ケアを切り回し、業界を牽引する存在に……なんてプレッシャーは感じすぎず、新参の後輩に頼りにされる先達として、すでに蓄えられた「実力」を発揮していってほしい。みなさんが本領発揮できる態勢づくりを引き続き探りたいと思います…杉本
今回の秋山さんの連載でとりあげられた、暮らしの保健室の勉強会に参加させていただきました。いろいろな地域・施設から集まったいろいろな職種・立場の方々が、車座になって1つのケースについて語り合う場は、熱気にあふれつつとても和やかな雰囲気。事例に登場する人の多くもその場にいて、まるで連携のバトンをつなぐようにマイクを渡しながらそのときのことを語ります。会の最後では、「自分の地域でもやってみたい」「こんなときはお役に立てると思う。一緒にやらせてください」という声が続出。その中心にひかえめに座って、にこやかにうなずいていらした秋山さん。訪問看護の“コーディネート機能”の一端を目の当たりにした会でした。…栗原
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