次号予告・編集後記

一般的な感覚でいえば、「訪問看護」とは、ご自宅を訪問して看護すること。しかし！さにあらず！　まさか、こんなにも多くの機能を果たしうるとは、訪問看護ステーションのポテンシャルを改めて見せつけられる特集になりました。座談会はこのテーマで大盛り上がり。文字数にして5万字に及ぶ内容を編集するのに骨が折れ、それでもとても長くなってしまいました。たぶん、これでもまだ一部なのだと思います。小規模ステーションではこんなの無理よ、という心配はご無用です。機能強化型ステーションを中心に、地域全体として訪問看護が発展していく未来がくっきりと描かれています。せっかく訪問看護の幅広い機能の一端が言語化されたところで、次なる課題は評価と見える化、知の伝達を含む仕組み化です。次号はそれがテーマです。…杉本

　

今回の巻頭「マグネットステーション」では、猫のいるステーションにお邪魔させていただきました。キジ白のぎゃーちゃんはちょっと夏バテ気味でしたが、好物のスープをもらうとごきげんに口の周りを舐めていました。働く猫は和歌山電鉄貴志川線貴志駅のたま駅長（三毛）が有名ですが、犬も負けておらず、日本オラクル(株)というIT企業には、「社員犬」のキャンディ（オールドイングリッシュシープドッグ）がいます。肩書は「グリーティング＆ヒーリングアンバサダー」。癒し担当は犬も猫も同じですね。一方イギリスでは、16世紀から首相官邸に「ネズミ捕獲長」の猫がいます。仕事に不熱心だと更迭もあるそうで、なかなか厳しい職務のようです。…栗原