特別記事
訪問看護師のキャリアラダーの構築をめざして—訪問看護師が、訪問看護師のためにつくる、訪問看護のキャリアラダー
家崎 芳恵
1,2
1東京訪問看護ステーション協議会
2野村訪問看護ステーション
pp.628-632
発行日 2016年8月15日
Published Date 2016/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688200509
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今、東京訪問看護ステーション協議会(以下、協議会)では、訪問看護師のキャリアラダー開発に取り組んでいるところです。本稿では、その取り組みに着手するまでの背景と進捗状況をご報告いたします。
はじめに、協議会について紹介します。1993年、東京の訪問看護師が集まり、訪問看護の質向上や組織の発展のために東京訪問看護ステーション連絡会が発足しました。その後、2005年に現在の協議会と名前を変え、活動を続けて昨年で10周年を迎えた組織です。東京都内の訪問看護ステーションは、2013年まで約600か所でしたが、それ以降は年間100事業所ずつ増え、2016年4月には900か所を突破しました。訪問看護の仲間がどんどん増えることは喜ばしい一方で、訪問看護の質をどのように担保していくかという課題に直面しており、私たちはその方策を模索しているところです。
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