特集 二交替勤務のいま
看護提供方式の模索から勤務体制を見直して
太神 富士子
1
,
豊原 直子
1
,
光橋 幸子
1
1川嶌整形外科病院
pp.104-109
発行日 2001年2月10日
Published Date 2001/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686902317
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はじめに
当院では,1996年より病棟を2チームに分ける固定チームナーシング導入を模索していた。しかし,当院は夜間急患の対応をしているため,急患患者処置にナースが対応したときは,1チームのナースが不在となることから,三交替2名夜勤ではチームナーシングを導入できないという壁にぶつかった。このため,二交替3名夜勤を検討したが,病院の増改築や日勤者の減少の問題などから,3年間の膠着状態が続いた。
1999年,看護部の目標に「固定チームナーシング導入」を掲げ,業務改善委員会がリーダーシップをとって導入に着手した結果,全体の看護婦への働きかけがスムーズにいった。同時に導入した二交替制も大改革となった。約1年が経過した現在,「三交替に戻りたい」との声は聞こえてこない。ここでは,二交替制の効果に焦点をあて報告する。
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