焦点
チームのサポートで看護観を確立―卒後3年目研修への教育的かかわり
田村 蓉子
1
,
松田 由美
1
,
広山 恵
1
1鳥取市立病院看護部
pp.900-905
発行日 2000年11月10日
Published Date 2000/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686902285
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はじめに
時代の変化に伴い,患者や家族に対して責任の持てる継続した看護が求められており,看護婦自身もまた,やりがいのある仕事をしたいと願っている。
15年前,患者像や疾病構造などの背景が変わりつつあり,毎日ケアに忙殺されかけた頃,「忙しくても充実した仕事をしたい」というメンバーの思いから,看護体制をそれまでの「日替わりチームナーシング」より「固定チームナーシング」へ変更してきた。これは,同じチーム/同じグループで,同一の患者へ継続した責任ある看護を提供するシステムであるが,この体制を確立したために,卒後3年生の教育もチームのなかで1年間継続されるシステムをとることができた。
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