看護教育体制の確立を

　年のはじめの抱負などと，短期間にその効果を望める類のものでないものが教育の仕事であろうと思いますが，その中でも特に看護教育にかけてはその感が強いものであります。しかし，やはり人情として，年のはじめというものは夢をもちたいし，明るい将来を望みたいものです。空想や，他国の理想を夢みるのでなく，現実の日本の看護という立場を度外視するのでなく，私たちの努力の可能性の中での抱負をのべてみます。