特集 臨床実習・その1
〈自己の看護観の確立〉をめざした教育—学生のレポートから振り返る
野村 志保子
1
1国立病院医療センター付属看護学校
pp.221-230
発行日 1984年4月25日
Published Date 1984/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907952
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
看護教育における臨床実習は授業の一環であり,より良い看護婦を養成していくために重要な意味を持っている.しかし臨床実習は,看護学校にさまざまな形態があるように,実習病院によって,あるいは臨床実習指導者によって実施されている内容はかなりバラツキがあるのが実情であるが,いずれの看護教育の現場でも,臨床実習をより良いものにするために,さまざまな努力がされている.
ここに紹介するのは,国立病院医療センター付属看護学校の,臨床実習に関する学生のすぐれたレポートである.授業やゼミを通して,看護の学習過程を学生がどう獲得してゆくか,臨床実習を通して学生が自分に対し挑戦して行く過程,さらに,それに教師がどうかかわっているかなどが明らかにされている.なお学生のレポートのうち‘看護の実施’についての実習前期の経過,体験学習についての報告は誌面の都合から割愛した.(編集部)
Copyright © 1984, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.