焦点 人材育成につなげるこれからの評価制度
目標管理による勤務評定とその効果―一自治体病院の試み
小山 久子
1
,
古川 里子
1
,
澤田 祐介
1
1東部町医療福祉センター・町立ひまわり病院
pp.543-550
発行日 2002年7月10日
Published Date 2002/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901670
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
小県郡東部町は,長野県東部に位置し,浅間山麓の緩やかな南面傾斜地に開けた準高原地帯の自然豊かな町である。人口は約2万6000人を有し,近隣の町外通院圏には300床以上の中規模病院が3施設ある。
こうした環境のなかで,平成6年に「気軽に通える病院を」という住民の強い要望に応えて,すでに廃業した民間病院を当町が購入し開院したのがひまわり病院である。地域住民の医療と健康を守るため1次,2次医療と保健予防活動を担っている。職員総数は484名(正職員293名,臨時職員191名),職員の採用にあたっては町内外を問わず国籍条項も設けていない。この4月からは保健・医療・福祉を統合させ東部町医療福祉センターとして組織改革がなされ,平成15年の病院新築移転に向けて準備中である。
Copyright © 2002, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.