特集 婦長研修担当者が期待する婦長像
研修での学びを実践する力を
大森 綏子
1
,
宮本 憲一
2
,
高木 史
3
1労働福祉事業団関西労災病院看護部
2労働福祉事業団関西労災病院職員部職員研修室
3労働福祉事業団関西労災病院医療事業部看護課
pp.593-596
発行日 1997年8月10日
Published Date 1997/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900685
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はじめに
医療サービスのあり方には,疾病構造の変化,国民の健康ニーズへの意識の変化などに応じた変革が求められている.人口の高齢化,医療技術の高度化に伴い,看護職者に期待される役割も拡大してきている.また,国民の権利意識も大きく変化し,医療の「質」を求めるようになってきた.医療機関の果たす役割は,機能中心,医療者中心から,患者中心へと変化し,その動きはますます強くなってきている.これが患者を中心にした病院の医療内容が評価される大きな要因の1つになってきており,このことはすなわち看護部門の力量が問われていることと言っても過言ではない.
看護部門が評価されることは,看護の「質」が間われていることであり,その「質」に直接影響を与えるのは,看護単位を管理している婦長の看護管理能力で,その役割は大きい.
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