特集 婦長研修担当者が期待する婦長像
より大きな成果を生む能力開発を―研修プランナーの立場から
落合 芙美子
1
1恩賜財団済生会本部看護室
pp.589-592
発行日 1997年8月10日
Published Date 1997/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900684
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はじめに
わが国は現在,21世紀を目前にして,少子高齢社会や多様化するニーズに向けて,看護に対する関心が,高まってきている.この状況を背景として,病院という組織の中で患者と直結し,患者の健康改善をめざしていく婦長職は,組織の要ともなる位置づけであるため,責任の重さにストレスも大きい.そして,日々の複雑で変動の多い業務は,1つの間違いも許されない緊張の連続である.また,病院は多くの専門職が調整をとり合いながら協働する特徴のある職場であり,婦長にもその一端を担うことが求められる.このような婦長に期待するものを,恩賜財団済生会(以下,本会)という法人組織の病院の婦長研修プランナーの立場から述べたい.
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