特別連載 老人に対する看護技術研究
6.ターミナル状態者の在宅療養における訪問看護の実態と課題―(その3)提供した看護に対する療養者・家族の満足に関する分析
川村 佐和子
1
,
数間 恵子
1
,
諏訪 さゆり
1
1東京医科歯科大学医学部保健衛生学科
pp.734-741
発行日 1996年10月10日
Published Date 1996/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900407
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緒言
訪問看護を利用しながら在宅療養を続けている療養者には,ターミナル状態や医療依存度の高い状態の人々が増加する傾向にある.このような療養者と家族が,訪問看護に対してどのような評価をし,どのような要望をもっているかを明らかにすることは,今後の訪問看護のあり方に対する指針を得る上で有用である.今回は,①訪問看護を利用している療養者の家族を対象に,訪問看護に対する評価を満足度として捉え,また要望についても調査した.さらに,②訪問看護提供施設主催の会合への参加に,家族・遺族の評価が反映されると考え,その出席状況を調べた.
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