連載 老人の在宅ケアにおける看護技術研究・2
在宅療養支援における病院看護の役割に関する研究・2
外来看護における「在宅療養指導料」活用に関する実態と課題
小池 順子
1
,
数間 恵子
2
,
川村 佐和子
2
,
武田 祐子
3
,
酒井 美絵子
3
,
落海 真喜枝
1
,
後藤 昭子
4
,
堤 恵美
5
,
内記 幸枝
5
,
湯山 英子
5
1東京医科歯科大学医学部附属病院看護部
2東京医科歯科大学医学部保健衛生学科
3東京医科歯科大学大学院
4前:東京医科歯科大学医学部付属病院外来
5東京医科歯科大学医学部付属病院外来
pp.690-698
発行日 1997年9月10日
Published Date 1997/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900703
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
緒言
近年,入院せずに外来通院しながら医療処置を自宅で実施・管理している人々,あるいは入院期間の短縮化などに伴い,術後の後障害や装具装着などに対する適応が不十分な状態で退院する人々が増加してきている.このような人々に外来で提供する看護に対しては,現在一部が診療報酬上では「在宅療養指導料」として認められている.この「在宅療養指導料」は,外来で看護婦が提供した看護に対する報酬を初めて認めたものとして極めて意義あるものと考えられる.
本研究は,外来通院在宅療養者に対する看護支援を拡充するために,「在宅療養指導料」の活用実態と活用にあたっての課題を明らかにすることを目的とした.
Copyright © 1997, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.