特集 ケアプロセスを変革する新たな質指標 ペイシェント・エクスペリエンス
—【実践報告】国立病院機構九州医療センターの取り組み—「PXサーベイ」を患者中心の医療サービスにつなげる—院内の医療支援を総合的にコーディネートする医師の立場から
西本 祐子
1,2
1国立病院機構九州医療センター小児外科
2メディカルコーディネートセンター
pp.906-910
発行日 2019年10月10日
Published Date 2019/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686201406
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クオリティ・マネジメント(QM)活動が推奨される中,国立病院機構九州医療センターでは2014年に患者支援を統括するメディカルコーディネートセンターが新設され,活動の一環として2015年からPX(Patient eXperience;患者経験価値)サーベイを導入,実施している。
現在,「HCAHPS」と「日本版PXサーベイ」の2つのPXサーベイを定期実施して結果を分析・共有し,施設全体での医療サービス改善活動につなげている。本稿では同センターにおけるこれまでのPX実践を振り返るとともに,患者の潜在ニーズを引き出し患者中心の医療サービスを提供することを目指したPX推進の展望を述べる。
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