グラフ —
動き始めた国立病院九州がんセンター
pp.13-17
発行日 1972年8月1日
Published Date 1972/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541204727
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毎年約12万の人が癌で死んでいくという.とくに九州地区は,癌の死亡率が全国でもずば抜けて高く,しかもこれは,年々増加の傾向を示している.
こんなところへ,本年3月,国立病院九州がんセンターが,国立福岡南病院の敷地に名のりをあげた.九州における癌対策の専門施設として,診断や治療ばかりでなく,医師の研修指導,さらに臨床研究部も設置して,癌への総合的な取り組みを企図した施設である.しかし,現在でき上がっているのは,外来診療棟と特殊放射線棟の2つ.400床の病棟や検査棟,手術棟などは,昭和48年までには完成する予定であるという.
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