特集 現場に役立つ看護師をいかに確保するか
【新卒看護師の研修事例】
国立病院機構岩国医療センター
出原 陽子
1
,
矢野 いづみ
1
,
青芝 映美
1
1国立病院機構岩国医療センター 看護部
キーワード:
目指す看護師像
,
入職前研修
,
看護実践能力育成
,
看護観育成
,
問題解決能力育成
Keyword:
目指す看護師像
,
入職前研修
,
看護実践能力育成
,
看護観育成
,
問題解決能力育成
pp.308-310
発行日 2009年4月1日
Published Date 2009/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101426
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当院(概要は表1)は,第3次救急まで受け入れる急性期型の病院であり,その理念,使命は「①良質で安全かつ高度な医療の提供,②個人の尊厳を守り患者様主体の医療の提供,③地域社会との連携推進」である.また,基本方針は,急性期医療の充実はもとより,地域医療支援病院,がん診療連携拠点病院としての役割を果たすことである.
看護部は,この理念,基本方針を基盤とし,医療環境の変化に応じた看護,専門的知識と技術で安全な看護,豊かな人間性を養い,信頼される看護を提供し,地域社会で評価され選ばれる病院を目指している.そして,こうした理念,使命を日常業務の中で具現化していくための方策を,現任教育の中で計画し,取り組んでいる.なお,7対1看護体制導入に伴い,卒後3年目までの看護師は,全看護師数の38%を占めている.
本稿では,卒後3年目までの看護師の教育に焦点を当て,育成の実際と課題を報告したい.
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