連載 ポジティブ・マネジメントの航海術—組織変革の波を越える・3
庄原赤十字病院における「県民の森研修」の導入・1
市瀬 博基
1
1東京外国語大学
pp.838-843
発行日 2015年9月10日
Published Date 2015/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200280
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これまで2回にわたって,組織における看護実践を集団の「活動」として捉え,これを新たな「活動」に変化させるための条件について考えてきました。
「活動」は社会や集団によってつくり出されるさまざまな要素のバランスの上に成り立っています。「活動」を新たなものに変容させるためには,これを成り立たせる新たな3要素間のバランスを整える必要があります。そのためには,メンバーどうしの対話を促す働きかけを行い,新たな取り組みが持つ意味や意義,そこから生まれる成果などについてのポジティブな意味づけを共有することにより,抵抗や反発を感じているメンバーの認識と行動を変えることが大切です。
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