連載 ポジティブ・マネジメントの航海術—組織変革の波を越える・5
庄原赤十字病院における「県民の森研修」の導入・3—ヴィゴツキー「最近接発達領域」の学びを実現するマネジメント
市瀬 博基
1
1東京外国語大学
pp.1036-1041
発行日 2015年11月10日
Published Date 2015/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200323
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前回は,混乱や対立の先にあるポジティブな成果を見据え,メンバーどうしで新たな取り組みの意味や意義を考える対話を行うことが,新たなツールを支えるルールや価値観,役割分担とは「何なのか」をチームで探り出していくための条件だということを明らかにしました。
さらに,こうしたプロセスを通じてメンバーが共有する,「やってみんと分からんということが分かる」という認識がポジティブな信念をつくり出し,これから生まれる(はずの)成果を先取りして実感できるようになることを示しました。
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