連載 臨床現場で実践したい「倫理的合意形成」入門 ・6
【実践編❷】よい話し合いの方法を学ぶ/ファシリテーション
吉武 久美子
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1東京工科大学医療保健学部看護学科
pp.844-847
発行日 2015年9月10日
Published Date 2015/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200281
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倫理的問題に対して多様な意見がある場合,現場では話し合いを行うときがあります。そのようなとき,どのような話し合いを行ったらよいでしょうか。医療現場での話し合いは,カンファレンスと呼ばれ,日常でもよく行われています。患者の治療・看護方針の検討,院内のルール,方針の検討など,目的はさまざまです。話し合いでうまくいったと思うときもあれば,なんのために話し合いをしたのか分からない,問題解決の糸口が見つからなかったという経験もあるのではないでしょうか。
今回は,話し合いを行うときにどのようなことに配慮したらよいのか,よい話し合いを行うためのファシリテーションについて,説明をしていきたいと思います。
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