レセプトを読む・9
地方の赤十字病院の実態—深谷赤十字病院
松下 保信
1
1深谷赤十字病院庶務課
pp.88-90
発行日 1976年9月1日
Published Date 1976/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541206024
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レセプトを読むということは,われわれ実際に経営に当るものにとって,形式や概念的なものだけであってはならないのである.実際,過去においては請求提出日に間に合うように夢中でレセプトを作成した時期があったが,その間,種々の工夫がなされ簡素化された.今日では,コンピュータ導入の段階に至っており,短縮されたレセプト作成時間の余時を,できるだけ詳細な統計資料の作成時間に当て,科学的経営分析ができるようにせねばならないのである.
各施設において月々作成されるレセプトは,収益状況を知らせる第一の情報であり,それに基づいて支出とのバランスを取るべき手段がこうじられ,各部門別(財務,診療,看護,労務等)の管理について検討することができるのである.
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