連載 ポジティブ・マネジメントの航海術—組織変革の波を越える・7
虎の門病院におけるコンピテンシー・マネジメントの導入・2
市瀬 博基
1
1東京外国語大学
pp.80-85
発行日 2016年1月10日
Published Date 2016/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200374
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前回は,虎の門病院におけるコンピテンシー・マネジメントの導入を新たな「活動」を生み出すプロセスとして考察しました。この取り組みのねらいは,日々の行動がどのような価値観やルールに支えられ,何をどこまで遂行することが自分に求められているのかを認識した上で管理行動に取り組むこと,すなわち「意図を伴う管理行動」を育むことでした。
今回は,この取り組みの過程で予想される抵抗や反発の可能性を乗り越え,新たな「活動」を組織に定着させるためのコミュニケーションという視点からコンピテンシー・マネジメントの導入を考えていきます。
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