特集 プリセプターシップの光と影
管理者の役割と責任
プリセプター制度はその目的を達成しているか―「リアリティショックの緩和」「役割モデルとして」「自己成長」の観点から文献レビュー
海老 澤睦
1
1東京女子医科大学看護学部
pp.190-194
発行日 2005年3月10日
Published Date 2005/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100128
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はじめに
わが国に新人看護師の教育方法としてプリセプターシップが紹介されて以来,多くの施設でこの制度が導入され,一定の効果が認められているが,同時にプリセプターへの負担が大きいのではないかという問題点も多く指摘されている。看護系の雑誌でもプリセプターシップについての特集は毎年のように組まれており,関心が高いことが伺える。言い換えると,10年以上もこのテーマが論じられ続けているということは,現在でもなおこの制度の運用方法は模索中である,ともいえよう。
そこで,これまでに報告されている文献を整理することにより,プリセプターシップのあり方について検討したい。
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