特集 職場運営の悩み人間関係マネジメント
マンツーマンの指導に任せきりにしないプリセプター制度づくり
渡邉 宣子
1
,
増本 時子
1
,
中村 久美子
1
,
高宗 和子
1
1熊本大学医学部附属病院看護部
pp.930-937
発行日 2002年12月10日
Published Date 2002/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901558
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新人への教育は,組織として看護の質を維持していく上で,重要なポイントである。患者のニーズに即した看護を提供するための人材を育成するためには,教育のシステム化が欠かせない。新人を対象にした教育手法として,プリセプターシップ,メンター制,エルダー制等があるが,なかでも新人(プリセプティ)へのオリエンテーションと同時に,指導にあたる先輩看護師(プリセプター)の成長のきっかけとなることから,プリセプターシップを導入している病院が多くなった。
当院看護部では,1998(平成10)年度にプリセプターシッププログラムを完成させた。今年はプリセプターシップ導入後4年目となり,ほぼ定着してきた。ここでは,制度の整備や運営にあたって,マンツーマンの指導に任せきりにしない体制つくりについて述べたい。
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