特集 新潟県中越地震・台風23号災害への救援活動
阪神・淡路大震災の教訓は活かされたか
新潟県中越地震「こころのケア」に参加して
小林 明子
1
1聖マリアンナ医科大学病院看護部
pp.101-106
発行日 2005年2月10日
Published Date 2005/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100111
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筆者は,昨年2004(平成16)年10月23日に発生した新潟県中越地震の「こころのケア」の支援に参加する機会を得た。今回は川崎市との合同チームとしての参加で,新潟県からの要請で「こころのケア」支援を行なうことになった。
筆者は災害支援は初めての体験であり不安もあったが,少しでも被災者の方々のお役に立てればと思い,希望して参加した。今回の派遣で,災害支援時に考慮しなければならないことなど,学びを得ることができた。災害支援に多くの体験をもたない当院にとって,今回の支援参加の意義は大きい。本稿では主に聖マリアンナ医科大学病院の活動を中心に報告したい。なお活動の概要を表1に示した。
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