特集 新潟県中越地震・台風23号災害への救援活動
阪神・淡路大震災の教訓は活かされたか
野戦病院のようだった小千谷市の被災病院
尾﨑 雄
1,2
1元日本経済新聞
2東洋英和女学院大学大学院
pp.94-100
発行日 2005年2月10日
Published Date 2005/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100110
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マニュアルづくりよりも指示系統をつくること
齋藤六温 魚沼病院院長に聞く
土曜日でしたから,病院も休みで私は自宅にいました。そろそろ夕食をというときに,突然下から突き上げるような大きな衝撃があったのです。家中でガーッと音がして何がなんだかわからなかったですよ。新潟地震,日本海中部沖地震を現地で経験しましたが,直下型地震は初めてでした。
慌てて素足のまま靴を履き病院に駆けつけました。200人の職員のうち,当直者は医師,看護師,事務職,夜警が1人ずつで,そこへ28人の職員が駆けつけました。いちばん遅かったのは道路が寸断されて来れなかった看護部長です。
副院長を先頭に一番乗りした佐久総合病院の医療支援チーム
盛岡正博 佐久総合病院副院長に聞く
新潟県中越地震の危機管理を検証
山本保博 日本医科大学救急医学教授に聞く
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