連載 やじうま宮子の看護管理な日々――看護師長でいこう!・3
立場を思い,人を恨まずに…いきたいものです
宮子 あずさ
1
1東京厚生年金病院
pp.478-479
発行日 2006年6月10日
Published Date 2006/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100091
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受け入れる側の難しさ
緩和ケア病棟は,入院の受け入れに一定の条件を設けています。当院の場合は,(1)およそ予後半年以内の悪性腫瘍で,告知を受けていること,(2)がんそのものの治療を行なわない,苦痛症状の緩和を目的とした,終末期医療の場であると理解していること。この2つが基本的な条件です。
ただし,この条件の運用は,ベッド状況によっても異なってきます。最も異なるのは,認知障害,意識障害がある患者さんの取り扱いです。以前は2つの条件をクリアしていたが,現状では会話が不能という患者さんの場合,ベッドが空いていれば受ける場合もありますし,待機が多い場合は,お断りすることになります。
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