焦点 臨床看護に関する研究の動向と今後の課題(Ⅱ)—20世紀から21世紀へ向けて
リハビリテーション看護に関する研究の動向と今後の課題—21世紀の看護の発展に向けて
奥宮 暁子
1
,
宮腰 由紀子
2
1大阪大学医学部保健学科(看護学専攻)
2広島大学医学部保健学科(看護学専攻)
キーワード:
リハビリテーション看護
,
研究動向
,
発展課題
Keyword:
リハビリテーション看護
,
研究動向
,
発展課題
pp.281-290
発行日 2000年8月15日
Published Date 2000/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681900564
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はじめに
日本における近代的なリハビリテーション医学は,第二次大戦後に米国からその考えが導入されて発展してきた。リハビリテーション看護もそれとともに発展してきたものの,現状は諸外国のようにその専門性が確立されているとはいいがたい。
そこで,これまでの文献からリハビリテーション看護の活動や研究の実態について明確にすることで,リハビリテーション看護の専門性の確立と今後の課題についての検討を試みた。特にリハビリテーション看護研究会発足以来,すなわち最近10年間に発表された文献に重点をおいて,リハビリテーション看護に関する研究のこれまでの動向を探ることとした。あわせて,リハビリテーション看護の先進国である米国のリハビリテーション看護研究の現状について米国の文献を対象に検討するなかから,今後の方向性を把握し,その結果を踏まえて日本における今後の課題を考えたい。
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