海外レポート
アメリカのラテン系移民の家族計画支援にかかわって
松田 結
1
1バージニア州立大学博士課程
pp.514-518
発行日 2011年6月25日
Published Date 2011/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665101916
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はじめに
私はアメリカのバージニア州にあるリバティー大学で看護学士を終え(副専攻:スペイン語),現在同州の州都リッチモンド市にあるバージニア州立大学(Virginia Commonwealth University)の博士課程に在籍しています。その過程で,大学市内にある「保健局」(Health Department)にて,ラテン系移民の人々の家族計画に関する研究に取り組むこととなりました。
ラテン系移民の方たちの研究に興味を持った一番大きな理由は,2006年にリッチモンド在住のエルサルバドル人男性と結婚し,また牧師である彼の教会(スペイン語圏の方たちのためのキリスト教の教会)の奉仕を通してたくさんの人たちに出会い,生活を垣間見て,苦労も目にしたことです。今回は,その経験からの学び,保健局での助産師の働き(助産師ミシェル・アンドリューさんのインタビューを含めて),そして自分自身の感じたことについて紹介したいと思います。
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