特集 母乳外来からみる“お金とケア”の関係
母乳外来の現状調査
⑦高山赤十字病院
清水 妙子
1
,
下畑 佳代
1
,
宇次原 留美
1
,
中村 美香
1
1高山赤十字病院
pp.218-220
発行日 2005年3月1日
Published Date 2005/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665100164
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母乳外来を設置したねらい
高山赤十字病院は,北アルプスを望む山紫水明な飛騨高山に位置し,産婦人科をはじめ,18の診療科をもつ540床の地域の中核病院である。近隣には300床の総合病院と産婦人科医院の2施設しかないため,当院の産科医療は地域の中心的役割を担っている。
母乳外来は1981年に開設し,当院で出産した母子を対象に,退院後から断乳までの乳房ケアを行なっている。利用者の年齢層は20~40歳で,この地域に在住する人が中心である。社会的背景としては核家族が増加傾向にあり,妊娠を機に仕事を退職・休職する人が多い。
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