連載 病院めぐり
福井赤十字病院
岸 淳二
pp.1365
発行日 2001年12月10日
Published Date 2001/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409904505
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福井赤十字病院は,大正14年4月に日本赤十字社福井支部病院として内科,外科,産婦人科,眼科,耳鼻咽喉科の5科で診療を開始しました.併せて,救護看護婦の養成を開始しています.その後,小児科,伝染病棟,サナトリウム棟,放射線科を設置して増床を重ね,昭和18年6月に福井赤十字病院と改称しました.昭和23年6月の福井大震災により全壊した建物を昭和25年に復旧し,昭和32年9月には総合病院の名称使用を承認されています.引き続き,科の増設,増床を重ね,昭和44年6月に現在の本館が完成しました.昭和48年4月には臨床研修指定病院の指定を受け,現在では日本産科婦人科学会をはじめ31学会より専門医(認定医)教育研修施設の認定を受けています.昭和56年に第5病棟が新築完成し,昭和63年には第3病棟が新築完成しました.
また,平成11年には「医療の質」を向上させることを目的にクリティカルパスを導入し,産婦人科では「腹式単純子宮全摘術」,「帝王切開術」,「正常産褥」などのパスが稼働しています.平成11年6月から20床の開放型病床の運営を開始し,平成13年4月からは地域医療連携室を設置して,病診連携の推進に力を注いでいます.当院の平成13年4月現在の許可病床数は630床(一般586床,感染4床,結核40床)で,21診療科からなっており,福井県嶺北地方の中核病院として診療を行っています.
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