聖隷福祉事業団保健事業部における保健指導品質管理の取り組みと今後

はじめに

　2008（平成20）年度より「高齢者の医療の確保に関する法」に基づき，医療保険者の義務として特定健康診査および特定保健指導が導入されて，保健指導に結果を出すことが求められるようになった。それから約12年が経過した2020（令和2）年は，新型コロナウイルス感染症（COVID-19）対策において，保健指導サービスの方法にも柔軟さが求められている。

　これまで聖隷福祉事業団保健事業部（以下，当事業部）で取り組んできた保健指導品質管理を振り返りながら，今後の保健指導サービスの在り方を考えたい。