グラフ
社会のニードを使命として—聖隷福祉事業集団の中の聖隷浜松病院をみる
pp.21-25
発行日 1973年3月1日
Published Date 1973/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541204929
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いま,総合病院聖隷浜松病院として,419のベッドを有し,東海地方の基幹病院の役割をになっているこの病院も,そのスタートは,昭和29年,浜松診療所の発足までさかのぼることができる.
当時,国民病とまでいわれた結核がようやく衰退のきざしをみせはじめていた.浜松市郊外三方原の聖隷病院という結核を対象とした伝統ある病院とは別に,心臓病,癌など,いわゆる近代医療に挑戦する場として,いちはやく考えられ,つくり出されたのが,この施設なのである.そのとき以来,この施設は一貫して,社会の動きをきちんと受けとめつつ成長を遂げてきた.
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