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生きる力を育む生(性)教育—地域とつながり,子どもの生きる力を育む高知県中芸広域連合の取り組み
西岡 律
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1高知県中芸広域連合保健福祉課
pp.971-973,1014-1020
発行日 2020年12月10日
Published Date 2020/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664201558
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中芸広域連合について
高知県中芸広域連合(以下,中芸広域連合)は,高知県東部に位置する5町村(奈半利町,田野町,安田町,北川村,馬路村)で構成されています(図1)。小規模町村では,多様化する業務の中で,課題解決に向けた施策の展開に限界を感じ,2009(平成21)年4月に5町村の保健師,栄養士が集結した保健福祉課を設置し,広域業務として母子保健,障害保健福祉,健康増進に関する業務を行っています。
5町村合わせた総人口(2020〔令和2〕年4月1日現在)は1万471人,65歳以上人口4521人,高齢化率は43.2%,2019(令和元)年度の年間出生数は55人という,少子高齢化,過疎化が急速に進行している中山間地域です。
高知県中芸広域連合(奈半利町,田野町,安田町,北川村,馬路村)では,子育て支援拠点施設として,民家を借り上げて「遊分舎」を設置し,子育て先輩ママを子育て支援員として配置しています。「遊分舎」では,地域活動として,日常性のあるさまざまな体験の機会を提供し,地域の中で親子が育ち合うことを目指しています。その取り組みをご紹介します。
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