特集 多様なニーズに応える訪問看護
訪問看護にアロマテラピーを取り入れて―ケアの視点からみたリスクマネジメント
吉田 廣子
1
1板橋ロイヤル訪問看護ステーション
pp.280-285
発行日 2010年4月15日
Published Date 2010/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101579
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ケアの視点からアロマテラピーやアロママッサージ,フットケアを訪問看護の実践のなかに位置づけると同時に,精油の安全な利用環境を整え,10年が経ちました。最初の頃は,何かあったときの責任は誰がどうやってとればいいのかという不安が常について回り,いまでも弱くなったとはいえ消えていません。それは,精油を使用している人間一人ひとりがいつも同じではないからです。
今でも忘れられない一本の電話があります。「アロマのことについて,聞きたいことがある」,養護学校の高等部1年の男子のお母さんからで,「いつも子どもに使っているオイルの匂いが以前と違うので変えてほしい」という内容でした。
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