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進学課程はこれでよいのか—青年期教育の視点から
圷(あくつ) 千代子
1
1東京都立公衆衛生看護専門学校
pp.165-173
発行日 1985年3月25日
Published Date 1985/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908078
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はじめに
ここ数年来,教育の問題は社会問題として大きくクローブ・アップされ,一般教育については,明治5年の学制施行以来3回目といわれる教育改革にむけて検討が開始された.これより先,1984年5月の日本看護協会総会では‘看護職の教育は大学で’を決議し,国民の看護への期待にこたえるために,看護職の資質の向上をはかろうとしている.
このように,一般教育・専門教育の場で,戦後大改革され実施されてきた教育は,真に国民のための教育になり得ていたのか.35年を過ぎた今,その評価を行い,新たな出発にむけて検討が開始されてきている.この大局的見地にたつ教育の視点とは別に,私は自分の周辺に日常的に起こってくる看護教育実践上の問題を前に苦悩の日々を過ごしている.
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