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進学課程の学生像
波多野 梗子
1
,
小野寺 杜紀
2
1日本女子体育大学
2神奈川県立衛生短期大学
pp.712-724
発行日 1973年11月25日
Published Date 1973/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663906723
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Ⅰ.調査目的
われわれの以前の論文‘進学課程の教育目標と教育方法の問題点’(看護教育第14巻第5号p.303-316)では,主として教育する側の立場から進学課程のもつ諸問題を検討したが,それによると,入学してくる学生のもつ背景,例えば,基礎学歴,実務経験,准看教育での学習内容等を考慮して,教育内容や方法を変化させねばならないことの困難さが指摘されていた.進学課程に学ぶ将来の看護婦も多くなり,さらに准看護婦になる基礎学歴や課程が以前より多種多様になってきたこともあって,どんな学生がそれぞれ何を考えて進学課程に入ってくるのかを知ることは,進学課程の教師にとって重要なことだと考える.
そこで,進学課程に進もうと思った経緯,動機は何か,学生が准看護婦や准看教育をどのようにとらえているか,また看護婦や看護婦教育に何を期待しているかを分析することを試みた.
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