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これからは地域看護の立場で看護を考えなければ
松野 かほる
1
1国立公衆衛生院衛生看護学部
pp.659
発行日 1984年11月25日
Published Date 1984/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908016
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松野先生は戦後,東京看護教育模範学院を卒業後,結核予防会に就職して以来,今日に至るまで,一貫して地域医療,なかでも地域看護の実践と教育に取り組んできた.
‘地域看護という言葉は,1965年ころから使われはじめましたが,このころは健康のすべてのレベルを対象にしていかなければと,看護の世界では総合看護,医師の間にも包括医療ということがいわれはじめていました.それから約20年,地域看護についての考え方はかなり定着してきてはいますが,まだ解釈が統一されていないところもあります.今は看護職の人たちが地域看護のアイデンティティを確立することが,まず求められています’
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