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看護技術と家庭生活
野々村 典子
1
1東京都立公衆衛生看護専門学校
pp.309-312
発行日 1984年5月25日
Published Date 1984/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907967
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はじめに
看護技術の授業で,学生の生活感覚の変化や行動に戸惑うことが多くなってきた1).筆者が接した3年課程の学生たちは,‘看護とは何か’を知識では比較的容易に理解できるが,行動に表すことでは苦労する者が多い.
これは,山崎氏が述べているように2),‘わかる’ということと‘できる’ということの違いではないかと考える.すなわち,看護技術の‘できない’学生が増えてきている.‘できない’学生の背景になっていることは一概に言えないが,生活行為の未熟さがあることを考えたい.
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