調査研究
学生の日常における生活技術調査—手指の動きの実技を中心に
野々村 典子
1
,
中川 克子
1北里大学看護学部
pp.234-238
発行日 1989年4月25日
Published Date 1989/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908649
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はじめに
看護基礎教育における看護技術教育の目的は,看護の対象者に対して,状況による判断に基づいた的確な援助を具体的に実施できる基礎を修得させることにある.しかも,実施者である学生の個性を生かしてこそ教育の効果が高められる1).本稿は,看護技術教育方法の開発をめざした基礎データの1つとして,学生の日常における手指の動きの実態を知ることを目的にしている.しかも,手指の動きを実技によって調査したことにその特色がある.
今回,看護系4年制大学在校生に調査を行ない,有益な知見を得たので報告する.
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