シンポジウム わが国における卒後教育について
大学卒業生,大学院修了生からのメッセージ
看護婦として明確な自己を確立すること
亀岡 智美
1
1千葉大学大学院看護学研究科看護教育学
pp.92-94
発行日 1990年2月25日
Published Date 1990/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900016
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私は,現在,研究科で学んでいます.大学院入学までの経過と,最近感じていることを,お話しさせていただきたいと思います.
1980年,高校を卒業した私は,岡山県のある看護学校に入学しました.大学受験に失敗した私にとって,看護学校は第1希望ではありませんでした.第1希望ではなかったといっても,新しい世界に踏み込むことは,とてもわくわくすることでした.しかし,それは知らない世界をのぞき見ることへの好奇心であって,看護そのものへの好奇心ではなかったように思います.
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