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進学課程における臨床実習指導の検討—3.集中実習を通してみた学習状況の分析
雨宮 悦子
1
,
中西 睦子
1
,
藤尾 ミツ子
1
,
相馬 朝江
1
1神奈川県立衛生短期大学
pp.140-148
発行日 1979年3月25日
Published Date 1979/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907315
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はじめに
先に,われわれは進学課程短期大学における臨床実習指導から,いくつかの検討を加えてきた.すなわち第1報1)においては看護過程展開における2,3の問題にふれ,学生の看護過程展開上の困難性の所在を探り,第2報2)では1学生の指導事例を通して,看護過程の学習状況と教員の指導のあり方について若干の考察を試みた.
今回はひき続いて,看護過程を展開させる受け持ち看護実習において、学生の現実の学習到達状況を分析してみたい.すなわち,進学課程短期大学2年生の前期の後半(6月から夏休みをはさんで9月まで)に,内科・外科・母性・小児の4系統,それぞれ2週間ずつ計4回の集中実習を通して,同一病院で実習した学生グループ15名の学習状況を,次の2つの観点から観察した.
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