——
臨床実習でしか学べないものは何か(1)—わたしの経験的臨床実習指導論
野島 良子
1
1徳島大学教育学部特別教科(看護)教員養成課程
pp.149-154
発行日 1979年3月25日
Published Date 1979/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907316
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- サイト内被引用
はじめに
‘臨床実習でしか学べないものは何か’という問いがあります.この問いに対するわたしの答えは,‘関係の形成’です.学生が看護婦として、患者との間に関係を形成してゆくこと,これは,自らの身体によってそれを経験することにおいてしか学べない,代置の不可能な事柄です.
‘臨床実習でしか学べないものは何か’という問いは,看護教育のなかで,臨床実習が占める固有の意義と役割は何か,と言い換えることができます.
Copyright © 1979, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.