特集 臨床実習に何を学ぶか—看護における判断・行為・表現<第一部>
教育レポート 進学課程における臨床実習指導の検討—1.学生の看護過程展開における2,3の問題
中西 睦子
1
,
藤尾 ミツ子
1
,
相馬 朝江
1
,
雨宮 悦子
1
1神奈川県立衛生短期大学
pp.850-860
発行日 1978年12月25日
Published Date 1978/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907401
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- サイト内被引用
毎年,進学課程学生の臨床指導をしながら感じ続けていた問題がいくつかある.それらを,ここで不備ながらも整理してみたいと思う.
臨床指導の問題といっても,ここでは,患者を受け持たせ,看護過程を展開させる,いわゆる受け持ち看護実習の中での問題であること,学生は進学課程短大の2年生で,前期の後半(6月から夏休みをはさんで9月まで)に集中的にこの型の実習を行っていること,実習科は内科,外科,小児,母性で,それぞれ2週間ずつ,計4回にわたる実習であること,などの背景から生じている問題であることを,まずお断わりしておくべきだろう.
Copyright © 1978, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.