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看護学生(卒業時)と看護婦の排泄の援助に関する認識と行動傾向
波多野 梗子
1
,
村田 恵子
2
1日本女子体育大学
2東京都老人総合研究所看護学研究室
pp.466-472
発行日 1975年8月25日
Published Date 1975/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663906906
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はじめに
新カリキュラムによる教育が開始されて既に7年を経過している.この間,新しい教育に関するいくつかの研究がみられるが,それらは看護婦や学生を対象として,教育の現状や看護の在り方に対する認識を調べるもの,もしくは学生に対する教育方法を検討するものがほとんどであり1)-5),新カリキュラムによる教育の成果を多面的に評価したり,問題の所在を指摘するような研究はまだ少ない6,7).
筆者らは,現行教育における2年課程および3年課程看護学生の,入学時から卒業時にいたる看護に対する認識と行動の変容の横断的な調査を行い8,9),一応,現行教育が,その目標とする科学的で人間中心的な看護を自主的に行いうる基盤を学生に与えているという結果を得ている.
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