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看護学生の死および頻死患者に対する援助認識・行動傾向の発達への関連要因
村田 恵子
1
,
波多野 梗子
2
1東海大学医療技術短期大学
2日本女子体育大学
pp.165-170
発行日 1984年3月25日
Published Date 1984/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907943
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はじめに
看護婦に期待される職業的社会化の種々な側面の中で,死および頻死患者に対する適切な援助認識・行動を習得することは,最も困難な学習の1つであろう1-5).
こうした課題についてJ. C. Quintは,看護学生や看護婦の死に直面した時の態度・行動,そして死を目前にした患者への接し方を学んでいく過程を調べ,教育上の具体的な示唆を試みている1).それ以来,米国では死への不安や頻死患者への態度について,看護学生および看護婦の教育・年齢・経験との関係に注目した研究がかなり行われ,また最近では我が国においても同様の報告例もいくつか見られている2-5).
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